精巣の摘出手術

2024年3月16日(土) 

9時ころに以前いただいた紹介状を持参し、母親と共に柏市の大学病院に訪れました。

ここでも、血液検査尿検査、精巣のエコー検査、造影剤無しのCT撮影を行い、医師の触診を受けました。その結果、精巣腫瘍の可能性が高く、精巣の摘出手術を今日中にやりましょうと言われました。

この日は、手術を受けるつもりではなかったので、戸惑いがありましたが、手術は早くやったほうがいいということだったので、受けることにしました。

その後、手術同意書や入院に関する書類など様々な書類を書き、コロナのPCR検査を受けました。

PCR検査は陰性だったため、手術を行うことが決定しました。手術が終わるまでは飲食は一切禁止と言われました。

15時ごろ手術着に着替え、自分の足で歩いて手術室へ入りました。手術室内には無影灯(電球がたくさんついた照明)があり、「テレビドラマでよく見るやつだ」と思ったのを覚えています。

手術台に横になり、まずは腰椎麻酔の注射を腰に打ち、衛生上の観点から陰毛の一部を剃りました。そして、左腕に点滴の管を入れられ、手術が始まりました。

右脚の付け根付近に5~6cmのメスを入れ、そこから右の精巣をほじくり出し、摘出されました。手術時間は約2時間でした。

手術中は緊張をやわらげるために私の好きな乃木坂46の曲を流してくれました。また、私がすごく緊張しているのを見かねたのか、点滴で眠くなる薬を入れてくれたので、それほど長くは感じませんでした。

17時ごろに手術が終わり、入院する病棟のベッドに移りました。摘出した精巣を見せてもらいましたが、疲労感と眠気でどんなものだったのかあまり覚えていません。

この日は入院の準備を何も持ってきていなかったので、手術中に母親が病院の売店で着替えや歯ブラシセット、箸など必要なものを買ってくれていました。

術後は傷口の痛み38度を超える発熱がありました。特に傷口の痛みで、寝返りが打てなかったり、踏ん張りがきかず横になった状態から起き上がることや排泄がうまくできなかったりしたのが辛かったです。

21時ごろトイレに行きたくなりました。膀胱に管が入っていないので排泄するにはトイレに行かなければなりませんでした。ナースコールで看護師さんを呼び、トイレまで一緒に行くことにしました。傷口が痛いのでゆっくり歩いてトイレに到着したその時、突然強いめまいがして意識を失いその場で倒れてしまいました。いわゆる、迷走神経反射というものだと思います。手術による強い緊張感とストレスが原因と推測されるということでした。

入院患者が転倒すると、報告書を書かなければならないらしく、その看護師さんには申し訳ないと思っています。

その後すぐに意識は回復し、車いすに乗せられ病室に戻りました。立ち歩くのは危険とされ、尿瓶を渡されました。排尿を試みましたが、傷口の痛みからうまくいかずもどかしかったです。

こうして、長い1日が終わりました。

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